診療支援室
診療支援室は、急性期救急病院の役割を果たすため、医師、医療関係職員、事務職員等の間で業務の役割分担を推進し、医師の事務作業を補佐する専従者を配置することにより、医師が診療に専念できる環境を整え、医師の事務作業負担軽減を図ることを目的として、平成20年(当初は企画室)に設置されました。
設置された当初は医師事務作業補助者(以下医師補助)専従者2名、医師事務作業補助体制加算の50対1の届出をしていました。現在は、医師補助専従者は3名で、医師事務作業補助体制加算の40対1の届出をしています。
医師補助が3名になってから、業務内容も徐々に拡大しています。医師との連携は勿論のことですが、医師以外の看護師・コメディカルなどの他職種とも連携を図り、多職種協働、チーム医療の一員として当院の基本理念である「地域医療への貢献」・「肌のぬくもりある医療の実践」に努めています。
診療支援室の目標
1.医師の事務的業務の負担軽減に努めます
2.他部門とのスム-ズな連携・協働に努めます
3.専門的知識、技術の向上めざして自己啓発に努めます
診療支援室・スタッフ
医師事務作業補助者3名(常勤) 医師事務作業補助体制加算:40対1
診療支援室の主な業務
1.診断書等の文書作成業務
平成28年4月から文書作成ソフトを導入し、各種診断書・証明書、介護保険主治医意見書、訪問看護指示書、医療要否意見書、特定疾患臨床調査個人票等、医療文書全般を診療支援室で一元管理しています。
2.医療の質の向上に資する業務
NCD登録
NCD(National Clinical Database)は外科系の専門医制度と連携した症例データベースとして平成23年に運用が開始されました。当院では、医師補助がNCDデータマネージャーとしてID・パスワードを取得し、消化器外科専門領域のデータ抽出・資料作成・一次登録を担当しています。
全国がん登録
全国がん登録は、日本でがんと診断されたすべての人のデータを、国で一つにまとめて集計・分析・管理する新しい仕組みです。平成28年1月に始まりました。当院では、医師補助が診療録より対象者を抽出、資料作成、登録を担当しています。
日本循環器学会実態調査登録
日本循環器学会実態調査(JROAD)は、日本循環器学会において全国的に循環器疾患の実態調査を展開して診療実態を具体的な数で把握するための調査です。平成13年から調査開始しました。当院では、医師補助がデータ収集・資料作成、一次登録を担当しています。
日本循環器学会 認定循環器専門医研修施設・研修関連施設指定更新申請書作成
医療情報抽出関係
学会発表に必要な資料作成 等
3.行政上の対応業務
救急医療情報システム(おおいたホットネットサービス)に2回/日当院の最新
情報を入力しています。
4.診療記録への代行入力業務
外来診療に関しては、外来支援、外来予約変更(医師休診時等)、各種オーダ代行、CVAPデータ抽出、肝炎治療に関する手続き、院外処方の疑義照会に関する訂正、診療情報提供書作成補助等行なっています。
入院診療に関しては、入院診療計画書・退院時要約確認及び作成補助、修正、各種オーダ代行、短期滞在手術入院に関する入力、診療情報提供書作成補助等行なっています。
その他、CT及びMRIの遠隔読影結果確認業務をしています。また、新任の医師に対しては電子カルテの操作説明も担当しています。
5.その他業務
地域連携パス作成
被爆者健診対応 等