血液内科
血液内科は主に、白血球、赤血球、血小板の数と質の異常とリンパ節の腫脹を診断し治療する内科です。
※患者様へ
血液内科に紹介され受診される病気は、主に採血で白血球数の増加、減少や赤血球数の増加、減少や血小板数の増加、減少が主な対象となります。
その他では、首や脇の下、足の付け根等のリンパ節腫脹が腫れている場合、そして、血液の中の蛋白の異常や原因不明の発熱が、対象になります。
症状としては、発熱、動悸、息切れ、赤ら顔、血が止まりにくいといった病気が対象になります。
当院で実際診察している病名
一般的な貧血(鉄欠乏性貧血、悪性貧血、溶血性貧血、再生不良性貧血 など)また、血小板減少(特発性血小板減少性紫斑病 など)。
良性の腫瘍としては、骨髄増殖性疾患、良性Mたんぱく血症。
悪性疾患としては、いわゆる白血病(急性、慢性、骨髄性、リンパ性)、骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫 等の各種血液のがん診療を行っています。
ちなみに、2017年6月末現在、当院の外来で経過観察並びに加療中の患者さんの主な疾患内訳ですが、慢性骨髄性白血病 3例、慢性リンパ性白血病 4例、骨髄異形成症候群 10例、多発性骨髄腫 5例、悪性リンパ腫 7例、特発性血小板減少性紫斑病 10例、再生不良性貧血 4例、骨髄増殖性疾患 8例、等です。その他、鉄欠乏性貧血や悪性貧血、血小板減少等です。
また、急性白血病、悪性リンパ腫など、入院加療が必要な患者さんは、年間約10名程度おられますが、鶴見病院へ入院していただき加療しています。
さて、これからの高齢化とともに、さらに、骨髄異形成症候群や悪性リンパ腫、多発性骨髄腫は、増加すると言われています。できるだけ、自宅の近くで十分な治療が、受けれる様に今後も診療を頑張っていく所存です。
治療は、日々進歩している治療法(新薬等)を積極的に使用しますが、患者さんのQOLを第一に考え、満足いただける治療が行なわれるように努力しております。
症状等が、ある時は、かかりつけの先生に相談していただき、紹介状を持参のうえ、当科を受診してください。お待ちしています。
※開業医の先生方へ
宇佐医師会病院での血液内科診療は、20年以上の実績があります。前任の大塚英一(現 大分県立病医 血液内科部長)の後をうけ、毎月2回、(第2、4金曜日の午後)診療しています。
最近では、開業医の先生方より、多くのご紹介をいただくようになりました。まずは、この場を借りてお礼を申し上げます。
昨年末頃から、1回の診療患者さんが、20名を超えるようになり、患者さんの待ち時間が長くなってきました。そこで、柏木院長先生にお願いして、2017年4月から、鶴見病院 輸血部部長 の幸野和洋先生に毎月1回(主に第3か4木曜日の午後)診療を手伝ってもらうようにいたしました。
開業医の先生方、今まで以上にご紹介宜しくお願い申しあげます。
また、腰痛(圧迫骨折)や腎機能異常が、ある場合は、多発性骨髄腫の存在をご考慮頂き、血液検査で、貧血、蛋白分画等を提出して、異常があれば、当科へのご紹介をお願いします。以前より、別府に比べやや頻度が高いように感じています。よろしくお願い申し上げます。
血液内科担当医師の紹介
医師名 | 専門医・認定医・所属学会 |
中山 俊之 | (非常勤医師) |
幸野 和洋 | (非常勤医師) |